当社(エコバンカーシッピング株式会社)は、国際海事機関(IMO)がパリ協定に基づいて採択した温室効果ガス(GHG)削減戦略における「2050年までに国際海運全体のGHG排出総量を2008年比で少なくとも50%削減」という目標の達成に向け、トランジションエネルギーの最有力選択肢であるLNGの普及を目指して、2018年11月に設立されました。LNGは今後も非常に重要な役割を果たす舶用燃料として位置づけられています。
また、当社は国土交通省のLNGバンカリング拠点形成事業として採択された「東京湾でのシップ・トゥー・シップ(STS)方式によるLNG燃料供給事業」において、関係省庁、自治体、各種機関の皆様のご支援を賜りながら、LNGバンカリング船の保有・運営事業の実現に向けて尽力しております。
当社の参画企業であります上野トランステック、住友商事、横浜川崎国際港湾、日本政策投資銀行の4社はフィールドが異なる事業会社同士であり、明確な役割分担を行い、お互いの強みを発揮する事でシナジー効果を生み出し、東京湾にLNGバンカリング拠点を形成することで、LNG燃料の世界的普及、海運業界の環境負荷の低減によるSDGs及び脱炭素化社会への貢献、並びに我が国港湾の国際競争力強化へ寄与することを目指して参ります。
東京湾における燃料の安定・安全供給に万全を尽くし、より良いサービスのご提供を心掛けて参りますので、今後ともご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
エコバンカーシッピング株式会社代表取締役社長 山口 一喜