当社は、温室効果ガス(GHG)削減という世界共通の課題に対し、その実現に資する取り組みとして、トランジションエネルギーの有力な選択肢であるLNG(液化天然ガス)の普及を目的に、2018年11月に設立されました。
海運業界では、環境負荷低減への要請が急速に高まる中、LNG燃料の活用が世界的に拡大しております。現在、LNG燃料船は世界で850隻を超えて運航されており、2030年には約1,500隻規模に達するとの予測も示されております。
また、日本国内においても、2026年度から排出量取引制度(GX-ETS)が段階的に導入され、2027年度には本格運用が開始される予定です。カーボンプライシングの本格化に伴い、LNGは脱炭素社会への移行を支える現実的な選択肢として、その重要性を一層高めております。
このような中、当社は、国土交通省「LNGバンカリング拠点形成事業」に採択された、東京湾におけるLNG燃料供給事業において、シップ・トゥー・シップ(STS)方式によるLNGバンカリング船の保有・運営事業の実現に取り組んでおります。
事業推進にあたっては、安全を事業基盤の最優先事項と位置付け、関係省庁、自治体、各種機関の皆様のご支援を賜りながら、安全かつ安定的な燃料供給体制の確立を進めております。
また、上野トランステック株式会社、住友商事株式会社、横浜川崎国際港湾株式会社、株式会社日本政策投資銀行の4社が出資する当社は、それぞれの専門性と強みを融合し、東京湾におけるLNGバンカリング拠点の形成を推進してまいります。
これにより、LNG燃料の普及促進を通じた海運業界の環境負荷低減、SDGsおよび脱炭素社会への貢献、さらには我が国港湾の国際競争力強化への寄与を目指してまいります。
今後も、東京湾における安全で安定した燃料供給を通じ、お客様に信頼される高品質なサービスの提供に努めてまいります。
皆様には、引き続きご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
エコバンカーシッピング株式会社 代表取締役社長 栁川 岳

